今年もリレー・フォー・ライフ・ジャパンの季節が始まりました
5月11日、12日に東京医科歯科大学の「知と癒しの庭」で今年度初のリレー・フォー・ライフ・ジャパン東京御茶ノ水が開催されました。スタッフによる開催レポートはこちらです。
今年もリレー・フォー・ライフ・ジャパンの季節が始まりました。全国で48か所(2019年6月時点)の開催を予定しています。
リレー・フォー・ライフ・ジャパンは2006年につくばで開催されたプレイベントを皮切りに全国に広まりました。
たくさんの患者・家族の方が命を輝かせながら開催してきました。
どんな活動なのか、何をするのか、どこで開催されるのかは、リレー・フォー・ライフ・ジャパンのホームページで最新情報をぜひ確認してください。全国各地の実行委員会情報も続々と更新されています。お近くの会場が見つかると思います。
がんサバイバー・クラブのイベント情報からも、開催が確定したリレーイベントを検索できます。こちらもご覧ください。
みなさんからお預かりしたご寄付はこんなことに使われます。
リレー・フォー・ライフ・ジャパンでお預かりしたご寄付は、各地の運営費を除き、公益財団法人日本対がん協会が様々な活動に使わせていただいています。
昨年度は全国の実行委員会のみなさまから、47,279,320円を日本対がん協会にお預けいただきました。
一部ですが、寄付の使いかたにを、ご紹介いたします。
①プロジェクト未来
がんの新しい治療法や新薬開発のために、研究助成を行っています。
過去に助成を受けた研究はこちらです。
②がん相談ホットライン
無料の電話相談窓口
匿名、予約不要の電話相談窓口(03-3541-7830)です。
祝日・年末年始を除く毎日10時~18時まで、看護師や社会福祉士が相談を受けています。相談内容は、治療や薬、心の悩みなど多岐にわたっています。
ほかに、予約制で、医師の無料電話相談・無料面接相談も行っています。(予約専用電話番号03-3541-7835 月曜日~金曜日:10:00~17:00)
③若手医師育成
がんを深く学びたい若手医師を奨学金で応援
国内の若手医師が、がんについての高度な医療を学ぶため、海外の専門施設で1年間研修する費用の一部を助成しています。
現在は、米国最大のがん医療機関「テキサス大学MDアンダーソンがんセンター」とシカゴ大学医学部へ、毎年合わせて3人の医師を派遣しています。派遣された医師たちはさまざまな知見を身に付け、帰国後、それぞれの地域で活躍しています。
私たちが「がん」で苦しまなくなるために何ができるのだろうか。
医療者ではない私たちでも、医療者を応援すること、悩みや苦しみが少しでも楽になるように寄り添うこと、希望を共有してつなげていくことはできるかもしれません。
みんなで、様々な活動を一緒に続けませんか。
「がん」で苦しまなくなる日が来てほしい。心から願いながら。
(文:日本対がん協会 横山光恒)