2019年を振り返って、よく読まれたストーリーベスト5つのご紹介
2019年も残すところ、あとわずかとなりました。サイトでは今年もたくさんの取材記事やイベントレポートなどをみなさまにお届けしてきました。今年4月から始まった新企画「みんなのがん手帖」をはじめ、がんを経験された皆さまにお話しを伺う機会もたくさんいただきました。
今年1年を振り返りながら、もっともよく読まれた記事5つを今改めてご紹介したいと思います。
2019年皆さんに親しんでいただいた人気記事ベスト5
脱毛はコワくない 〈脱毛・其の一〉/ 木口マリの「がんのココロ」:抗がん剤の副作用のうち、多くの人が精神的苦痛を感じるとされる「脱毛」。私はどうだったかと言うと、確かに髪は抜けたけれど、結果的にショックの「ショ」の字もなく、逆に意外なほど興味深く楽しい時間を過ごした、という具合でありました。(続きはこちらから)2019年2月13日 | |
がん専門医ががんになって気づいたこと ~中川恵一先生のカルペディエム(今を生きる)~/がんと生きる:東京大学医学部附属病院の中川恵一准教授は、メディアなどで、がんについてわかりやすく発信している、いわば伝道師だ。がん教育にも熱心で、日本対がん協会のアニメ教材も監修している。そんな中川先生が、2018年12月に膀胱がんになった。(続きはこちらから)2019年2月13日 | |
性交渉の悩みは堂々と聞きましょう ~がん相談ホットライン~:ためらいがちに「えーと……セックスしても大丈夫ですか? こんなこと先生に聞けなくて……」。匿名で顔も見えない電話相談であっても、言いにくそうに相談される人がほとんどです。前立腺がんや子宮がんのように治療が性機能に影響する患者さんからだけではありません。(続きはこちらから) 2019年5月15日 | |
妹の存在と食事の記録を支えに ~みんなのがん手帖~:どさっと置かれた19冊のノート。これは、飯田友美子さんが乳がんと診断された2011年7月から書き続けてきた食事の記録です。料理と材料だけを淡々と記してきました。「書くことで『よし、今日も身体にいいものを食べているぞ』という意識づけになっていたんだと思います。(続きはこちらから)2019年7月1日 | |
「まな板の鯉にならず、じたばたしよう がんは成長のチャンス!」 ~作家・作詩家 なかにし礼さんのがん征圧全国大会講演より~:2019年9月、愛媛県松山市で開かれたがん征圧全国大会(日本対がん協会・愛媛県総合保健協会主催)で、作家・作詩家のなかにし礼さんが講演した。なかにしさんは、2012年に食道がんになり、陽子線治療で治したが、2015年に再発。一歩間違えれば生きられても5日、という土俵際に立たされたが、連載小説『夜の歌』を書き始めた。(続きはこちらから)2019年10月23日 |
2019年多くの方に親しまれた記事「脱毛はコワくない 〈脱毛・其の一〉/ 木口マリの『がんのココロ』」は、抗がん剤の副作用で患者を悩ませる「脱毛」について書かれています。意外なほど興味深く楽しい時間を過ごせたというその背景には、心の準備や好奇心、工夫や気付きがありました。
続編「脱毛はコワくない<脱毛・其の二>」では、木口マリさんが脱毛を理由に、ウィッグをかぶったり、大きなサングラスをかけたり、スカーフの巻き方を楽しんだり。「楽しいかも」と思うことで不安を脇へ押しやるココロが描かれています。こちらもあわせてご覧ください。
また人気シリーズ『がんと生きる』では東京大学医学部附属病院の中川恵一准教授にインタビューしました。2018年12月に膀胱がんになったとき「まさか、自分ががん……」と青天の霹靂だったといいます。患者になって、医療や生命のリアリティーについて気づくことがたくさんあったといいます。中川先生の好きな言葉「カルペディエム(carpe diem)」(「今を生きる」「今をつかめ」といった意味)をキーワードに、率直な気持ちを語っていただきました。
がんサバイバー・クラブのテーマは「希望と共に生きる」です。 来年も読者の皆様に希望をもっていただけるようなストーリーをお届けしていきたいと思います。