青空の下で、みんな
新型コロナウィルス感染症の影響により、じつに3年ぶりの開催となった東京上野の会場は、「お天気に恵まれすぎたね~」「あつい~」などの声もちらほら飛び交う、澄み渡った快晴の空の下。
今年のリレー・フォー・ライフ東京上野のテーマは「集う~共に再び」。コロナ禍で対面開催ができない時期を経たからこそ、優しさと思いがあふれる場所。あちらこちらから、再会を喜び合う声と、相手を労わり思いやるお声がけが聞こえてきました。
コロナ禍に躊躇し誰とも約束をせずひとりで足を運んだ私も、受付の列に並んでいると目の前にはがん経験者の仲間の背中があり、ハグこそ遠慮し合いつつもマスク越しに笑顔の再会を果たし、更に2時間もすると仲間のお顔ぶれが増え再会の輪が広がっていました。コロナ禍でも変わらずあり続けてくれる、自然に人が集まる「泉」のような場所だと、嬉しく思いました。
「希望」のドーンパープル
私がはじめてリレー・フォー・ライフに参加したのは2015年秋。当時参加していた乳がん患者会の仲間に誘われたのがきっかけでした。
「Celebrate(祝う)」、「Remember(しのぶ)」、「Fitght Back(立ち向かう)」というリレー・フォー・ライフの3つのテーマのうち、祝うという言葉がしっくり来ないまま会場入りしてしまったのでしたが、「サバイバーラップの昼12時にそこに立つとわかるよ」との仲間の言葉のとおり、流した涙の先にある今、今ここを生きる喜び、生かされている感謝、大切な人への思い、色々な感情がわいた心地良さを、7年経過した今も鮮明に記憶しています。
リレー・フォー・ライフのシンボルカラー「ドーンパープル(明け方の紫)」は、明日をむかえる喜びと希望の色を表しています。大切な毎日は、たくさんの人の支え支えられの上に成り立っているのだという感謝の気持ちを再確認し、夫におみあげを買って帰路についたのでした。(日本対がん協会 大田原りな)
リレー・フォー・ライフとは?
がん患者さんやそのご家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧を目指します。1年を通じて取り組むチャリティ活動です。ともに歩き、 語らうことで生きる勇気と希望を生み出したいというこの活動は、現在世界約30ヶ国、約4,500ヵ所で開催され、年間寄付は300億円にのぼります。
◆ 詳しくはこちらをご覧ください。
https://relayforlife.jp/
◆ 2022年 日本国内開催予定はこちら
https://relayforlife.jp/event-info
がん患者さんやそのご家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧を目指します。1年を通じて取り組むチャリティ活動です。ともに歩き、 語らうことで生きる勇気と希望を生み出したいというこの活動は、現在世界約30ヶ国、約4,500ヵ所で開催され、年間寄付は300億円にのぼります。
◆ 詳しくはこちらをご覧ください。
https://relayforlife.jp/
◆ 2022年 日本国内開催予定はこちら
https://relayforlife.jp/event-info