こんにちは。クリコです。
「フレイル」をご存知ですか。
フレイル(虚弱)は、加齢によって心身の機能が顕著に低下した状態を言います。老化の過程には段階があって、フレイルは健康な状態から要介護状態になるまでの中間の段階のことで、健康障害に陥りやすい状態にあります。具体的には、加齢に伴う筋力の衰え、体重の減少、疲労感、引きこもりなどの心身の衰え全般を指します。
●プレフレイルは危険信号!
フレイルの前段階にプレフレイルがあります。この時期に見られるのが、食事中のむせや食べこぼしなど、ごくわずかな口のトラブルです。こうした口の老化をオーラルフレイル(口の働きの虚弱)と呼びますが、全身の虚弱(フレイル)に至る前のサインでもあります。
オーラルフレイルが進むと、噛む・飲み込む力が低下する口腔機能低下症や、さらに進むと栄養障害を引き起こし要介護状態へと進行していきます。
●「ちょっと困った」が増えてきたらオーラルフレイルのサイン
オーラルフレイルは、はじめはごく小さなトラブルのため放置してしまいがちですが、気になって仕方がないという段階になると、症状が進んでしまっていることが多いので注意が必要です。
こんなことがあればオーラルフレイルのサインです。
- お茶や汁物でむせることが増えた
- 食事の際によく食べこぼすようになった
- 滑舌が悪くなってきた
- 硬いものが噛みにくい
- 口が渇く
- 口の中に食べ物が残っている
牛シート肉の肉だねを用意する。冷凍してある場合は解凍し、ナツメグを混ぜ2等分する。 フライパンを中火にかけ油を熱し、肉だねを置く。ヘラを使って俵形に整え、弱火で両面に軽く焼き色をつける。 別のフライパンに煮込みソースの材料を入れ、中火で約10分煮る。 かぶは皮をむきくし形に切る。人参は皮をむき1cm角に切る。それぞれ、水から柔らかくなるまでゆでる。 2に3を大さじ4〜5杯入れ、蓋をして約3〜4分煮る。途中で4を入れ、少し煮て器に盛る。*煮詰まるようならワインか水を少し足す。
そのほかにも、入れ歯を入れているのに噛めない、噛み合わせは合っているのに噛めない、歯に唇がくっつく、アメを舐めることが増えた、口紅のノリが悪いなど、唾液の分泌量が低下したことから起きるサインもあります。
食事の好みが変わったという場合も、以前は噛めていたものが噛めなくなったせい、というのが本当の理由のこともあります。
●悪循環を断ち切ることが大切
プレフレイルの段階で早く適切な対応をとり、口の働きを回復させれば、元の健康な状態に戻すことができると言われています。
噛めないからといって柔らかいものばかり食べていると機能が低下して、さらに柔らかいものばかりを食べるという悪循環に陥り、やがては低栄養になってしまう場合もあります。
こうした悪循環は、噛めない歯を治療すれば断ち切ることができます。しっかり噛んで食べることがフレイル予防となり、健康を取り戻すことに繋がります。
以前、あるTV番組で70歳代の男性が「口腔トレーニングを毎日続けたら噛む力が戻り美味しくごはんを食べられるようになった。気持ちも前向きになり、おしゃれをして外出するのが楽しくなった」と話していました。
フレイル予防には、適度な運動、バランスのとれた食事、社会活動への参加が大切です。最近ちょっと食事しにくくなったなと感じたら、歯科医院を受診してはいかがでしょうか。
次回はオーラルフレイルの自己チェックや唾液分泌を促進するマッサージ方法についてご紹介します。
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今回のレシピは、煮込みハンバーグです。第2回でご紹介した加熱しても硬くならない肉素材「シート肉の肉だね」を使って作ります。
見た目は普通のハンバーグ。でも実は、ふんわりしっとり柔らか食感です。特製デミグラスソースで煮込めばボリューム満点の献立に。ぜひ、お試しください。
やさしい煮込みハンバーグ
【材料 1人分】
材料名 | 分量 | 1 | 牛シート肉の肉だね *作り方は第2回「シート肉の肉だね」参照 | 100g | 2 | ナツメグ | 少々 | 3 | サラダ油 | 小さじ1 | 4 | 【煮込みソース(作りやすい分量)】 |
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デミグラスソース(缶) | 150g | |
トマト水煮缶(ダイス状) | 100g | |
ミックスきのこのピュレ*作り方は第5回「ミックスきのこのピュレ」参照 | 15g | |
飴色玉ねぎ | 25g | |
赤ワイン | 25cc | |
練乳 | 大さじ1/2 | |
醤油 | 小さじ1/4 | 5 | 【付け合わせ】 |
にんじん | 20g | |
かぶ | 1個 | |
パセリ | 適宜 |
【作り方】