「がん経験者の情報を今、闘病中のあなたへ」がコンセプト
岸田徹さんが代表理事をされる「NPO法人がんノート」のがん経験者インタビューWEB番組に出演させて戴きました。岸田さんは第4回サバイバーストーリーに出演いただき垣添忠生との対談の中でご自身の体験談や活動を立ち上げたきっかけをお話しいただいています。「体験を社会に還元したい」こんな想いの岸田さんが軽快なトークで話を引き出してくれます。
私は2005年8月に肉腫が発見され2006年6月に退院するまで抗がん剤・放射線・手術による治療を受けたのですが、その際に向き合った情報の少なさ、治療の苦しさ、変化していく気持ちの向き合い方、周りとの付き合い方、お金、仕事に至るまで様々な経験をお話ししました。罹患時、私は36歳でしたが今は若い年齢ではないので見ている方にどう伝わるのかとても不安はありましたが、当時の想い・今の想いを織り交ぜてお話いたしました。
撮影される側はカメラを見ながらお話しをするのですが、これが慣れないと意外に難しいです。人がいないカメラを見ながら話すのは不思議な気持ちで、見ると出るのでは大違いです。
お話ししたいことを色々と考えていたのですが、後になってお話しできなかったことが沢山あって反省ばかりですが、素晴らしい経験でした。
「がんばったね!!」の力
「治療をしている方へのメッセージ」を書く際に、様々な言葉が思い浮かんだのですが、特に治療中の方へ送りたい言葉として「がんばったね!!」を選びました。「がんばる!!」気持ちは大切ですが、がんに向き合って精一杯 頑張っているみなさんには、「がんばったね!!」とご自身をイッパイ褒めてあげてほしいと思います。
放送終了後は会場に来て頂いた皆さんと記念撮影! いい笑顔の方ばかりです。
がんで苦しまなくてもいい日が一日も早く来てほしいと祈りながら。。。
(文:横山光恒)