垣添忠生の全国縦断がんサバイバー支援ウォーク 一言ブログ 2018年3月5日
●3月3日、4日 忍者にもサバイバー支援を!
のんびりと、「ザ・日本の農村」のような風景の中を歩きました。
同行者は、がんサバイバー・クラブもご支援いただいているテルモの末永義久・京都支店長と、滋賀県担当の若手の男性。若手が「がんサバイバーを支援しよう」ののぼりをよく見えるように持ってくれたので、車の中、自転車などから、何度も声をかけられました。
「僕もここまでは来たことがありません」と言いながら、グーグルマップで確認して細い道も迷いません。昼食を取る店も見つけます。「旅には、グーグルマップを使いこなすことが必須だなあ」とつくづく思いました。テルモのみなさん、本当にありがとうございました。
忍者の里・甲賀市(「こうが」ではなく「こうか」です!)では、子どもの飛び出し注意の看板も、忍者の絵です。よし、忍者にもサバイバー支援を呼びかけよう!
歩く際のバランスもあるのでしょう、左足の足首が腫れています。痛みもあります。鎮痛薬を塗りましたが、4日は大事を取って、当初予定より電車に乗る区間を長く取りました。宿泊は、東海道53次のひとつで水郷のまち、三重県の桑名市です。
●3月5日 医師を気遣うサバイバー
名古屋駅まで電車の力を借りて、名古屋城のすぐそばにある国立病院機構名古屋医療センターまで歩きました。今日は、リレー・フォー・ライフのスタッフパートナーの大菅善章さんらと一緒です。日本対がん協会の岡本宏之事務局長も駆けつけました。雨の中で足が痛くても、仲間と歩くと笑顔になります。
名古屋医療センターでは、堀田知光名誉院長(元国立がん研究センター理事長)、直江知樹院長、緩和ケアの先生、看護師長さんらスタッフの方々、患者会のみなさんと話し合う時間を持ちました。司会は、これまた駆けつけた日本対がん協会の後藤尚雄理事長です。
肺がんのサバイバーの方が、医師の過重労働を心配されていました。自身が大変なのにそんな心遣いをしていただけることが印象的でした。
腎臓がんの女性が「特に女性の腎臓がんの患者会がなくて……」と話されました。たしかに腎臓がんの患者会は少ないです。すると、別の女性が「私も腎臓がんです」とおっしゃり、大学教授の男性が「私もです。今度、外国の腎臓がんの患者会に参加します」と続きました。この男性は、2月1日に東京の対がん協会で開かれた「がんサバイバーカフェ」で私の話を聞いてくださった方でした。
院内で開かれたキャンサーフィットネスでも、患者同士が語り合うことでカタルシスを得て、体を動かすことで気分を一新していたそうです。
患者のつながりの力を実感した訪問となりました。
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