垣添忠生の全国縦断がんサバイバー支援ウォーク 一言ブログ 2018年3月13日
今日は相鉄線いずみ野駅から、サバイバーの女性、ケアギバーの男性と3人で、神奈川県立がんセンターまで歩きました。
ケアギバーの男性は、植木会社にお勤め。剪定ではなく、松や木斛(もっこく)、槇(まき)といった、名前を知らない人でも見ればわかるような樹木を育てるほうです。小田原方面に広い土地を確保して、10年ぐらい、形を整えつつ成長させて顧客の庭に納めるそうです。息の長い仕事です。人間の赤ちゃんではないけれど、樹木も、芽吹いたときには赤く、それからどんどん色が変わるそうです。新緑の美しさを強調されていました。思わず、俳句の「山笑う」という季語が浮かびました。
前日に泊まった茅ヶ崎市の旅館は、かつて日本映画の巨匠・小津安二郎監督が定宿にされていました。とても趣のある老舗です。庭も、丹精込めて樹木が配されています。こうした美しさも、今日ご同行いただいたような方たちが支えているのですね。
一緒に歩く方は、何らかの形でがんに関わっている半面、仕事はバラバラです。ウォークの楽しさは、さまざまな出会いにもあります。
神奈川県立がんセンターでは、大川伸一院長や患者の方たちに拍手で出迎えていただきました。案内された大広間で、何かの手違いがあったのか、患者のみなさんと話せなかったのが残念でした。
駅に着くと、女性のサバイバーが待っていてくださいました。病院到着時に頼まれたけれどできなかった拙著にサインをして、お渡ししました。ホッとしました。
第3回のウォークは短めで、本日で終了です。次回は3月末。北陸へ向かいます。今回もご支援ご声援、本当にありがとうございました。
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