ほっとできる時間をお届けします
3月下旬より「がんサバイバー・クラブ」のウェブサイトで、木口マリさんの連載「がんのココロ」が始まります。木口マリさんはライターでありフォトグラファーです。 2013年5月、木口さんは子宮頸がんと診断されました。2回の手術と抗がん剤治療を行ないましたが、その後手術の合併症で、絞扼性(こうやくせい)イレウス(腸閉塞)を起こし、約半年間ストーマ(人工肛門)の生活を経験しました。治療中・治療後は体力がとても落ち、フォトグラファーでありながら、カメラを持つことさえできなくなってしまったそうです。 そんな状況の中、木口さんは持ちやすい「iPhone」で撮影を始めます。そして「iPhoneでも十分撮影ができる。治療中で寝たきりだったとしても、楽しいことは見つけられる」。そう気づきました。木口さんは病気の治療をしながら撮影を続けました。 がんになってからも、フォトグラファーとして活躍していた木口さんは、これまで知ることのなかった「写真の新しい可能性」を感じました。 そして現在は、その時々の気持ちが込められた写真を添えたエッセイの発信をブログ「ハッピーな療養生活のススメ」などで行なっています。 木口さんの写真とエッセイはやさしく分かりやすく、読む人の心にすーっと寄り添うようなやさしいものです。 もうすぐ始まるがんサバイバー・クラブでの連載をどうぞ楽しみにお待ちください。木口マリさん:プロフィール
「がんフォト*がんストーリー」代表 執筆、編集、翻訳も手がけるフォトグラファー。2013年に子宮頸がんが発覚。 一時は人工肛門に。現在は、医療系を中心とした取材のほか、ウェブ写真展 「がんフォト*がんストーリー」を運営。ブログ「ハッピーな療養生活のススメ」 を公開中。