垣添忠生の全国縦断がんサバイバー支援ウォーク 一言ブログ 5月19日、20日
19日の朝、ホテルをチェックアウトする前に、仲の良い泌尿器科医の藤岡知昭・岩手医大名誉教授に電話を入れました。症状を説明して、アドバイスを求めたのです。
実は藤岡先生も尿閉の経験があります。尿道を緩めて排尿しやすくする薬の服用を勧められました。
薬局では売っていないので、さっそく、前日訪問させていただいた国立がん研究センター東病院へ行き、救急で受診。薬を処方してもらいました。
藤岡先生からは「カテーテルを抜いても、すぐに元に戻るわけではありません」とも教えられて、気分がグッと楽になりました。
つくばエクスプレスに2駅乗って守谷で下車。タクシーで10キロ乗り、そこから、ひたち野うしくまで歩きました。40代後半とおぼしき運転手さんは、元競輪選手。若いころに東京から京都まで、自転車で4日で走ったことがあるそうです。
降車したときに、「先は長いから、しっかり頑張ってください」と励まされ、ガッチリ握手を交わしました。
座薬や飲み薬などの効果もあり、体調は戻ってきました。ふだんは何も意識せず行っている排尿も、実は高度な機能だと、今さらながら実感しました。
翌20日も一部タクシーの力を借りて、国道6号を石岡まで歩きました。晴天のもと、緑はいよいよ濃くなり、ところどころ田植えも始まっています。筑波山も見えます。
栗の白い花、アザミ、ムラサキツユクサなどが咲いていました。桐朋中学1年のとき、顕微鏡でムラサキツユクサの細胞分裂を観察し、植物の成長を実感した記憶がインプットされています。
疲れや尿閉の影響もあるのでしょう。2月のウォーク開始前より5キロやせて、太もももほっそりしてきました。そのため、18日の夜には、Tボーンステーキ400グラムとトマトの冷製パスタを食べました。水でステーキを食べたのは、私には前代未聞のことです。
19日には、恐る恐るお酒を再開。ビールを小ジョッキ1杯、飲みました。大丈夫でした。そこで20日は、ビールを普通のジョッキで1杯と、石岡市の地酒の府中誉を1合、ぬる燗でいただきました。
酒飲みにとって、お酒が飲めるかどうかは、大きいのです。
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