垣添忠生の全国縦断がんサバイバー支援ウォーク 一言ブログ 7月6日
サムサノナツハオロオロアルキ
宮沢賢治の詩「雨ニモ負ケズ」の一節です。冷たく湿った北東からの風「やませ」の影響で、稲が実らず飢饉になる恐れがあるから、寒さの夏はおろおろ歩くのです。東北の飢饉は、昭和の初期にも起こり、娘の身売りも行われました。遠い昔の話ではありません。
賢治の詩を思い出したのは、今日は一転して、寒かったからです。午前8時10分青森発の青函連絡フェリー「あさかぜ5号」から見た津軽海峡も、まるで冬景色のようでした。風は強く、海は荒れています。
ちなみに、1988(昭和63)年に開通した青函トンネルは鉄道専用で、車で北海道と本州を行き来するにはフェリーを利用します。今日も満車で、ほとんどがトラックでした。
4時間かけて函館に到着。空港まではタクシーで移動して、ラーメンと生ビールで1人乾杯。帰途に就きました。
おかげさまで、第8回のウォークも無事に終了しました。みなさん、今回も暖かいご支援、どうもありがとうございました。
次回はいよいよ最終回。札幌市の北海道がんセンターを目指して、函館から歩きます。
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